新しいエリアマーケティング

~ 地域に寄り添う動きをしよう ~今までのエリアマーケティングは「地域の需要」をとることを考えてました。全国平均的な需要量ではなく、そのエリアの特徴に合せて、需要をしっかり取っていこうという発想です。例えば「品ぞろえ」をそのエリアでよく売れる商品を中心にして揃える。といった感じです。
この考え方が決して消えたわけではありませんが、今まで考えてきた「売れる売れない」だけではなく、「地域に貢献する」という考え方が新たに加わりました。それが「地域に寄り添う」新しいエリアマーケティングです。


例えば高齢化が進むエリアでは高齢者は「重いモノを運べない」出かけられないから「買い物を頼みたい」といった細かなニーズがあります。

今までの考え方からすれば、こうした細かなニーズは切り捨てるべきです。

なぜなら、余分なコストが掛かるからです。しかし、実際に細かなニーズに対応してみたらどうなるでしょう?

「あそこの店は(会社は)高齢者に優しい」という評判が得られ、顧客の獲得につながるケースが多く出てきています。

もちろん、どこかでサービスを充実させたコストを吸収しないといけませんが、地域での知名度と信頼が得られるならこうしたサービス提供コストはそれほど高くないとも考えられます。

超狭いエリアでのニーズにきめ細かく対応する、シェアを獲りにいくのではなく、地域に寄り添う。

こうした新しいエリアマーケティングは地元での評価を得て、成長していく第一歩になると思います。